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第69章 ホライズン by のさまじょ・ガーベラ♡・millie

翌朝、和也の顔が赤い。息づかいも苦しそうで、

「和也~、もしかして...」

額をくっ付けてみると、やっぱり熱い。

夕べの風呂場のが、いけなかったのかと責任を感じる俺は、和也を起こして、

「病院、行こ!」

居てもたってもいられなくて、和也を着替えさせ始める。

「潤、病院いいよ~..寝てれば、治るって」

「ダメだよ!酷くなったら、大変でしょ?ほら!行くよ///」


俺は、パジャマを脱がして、その身体が驚くほど熱いことに、びっくりした。



和也を、後ろの座席に寝かせて、俺は病院に向かった。



混乱を避けるため、順番まで別の部屋で待たされた。

「ねえ~、和也~大丈夫?」

「...うん..大丈夫だって」


でも、脇に挟んだ体温計は、38.5で鳴った。

...ヤバい!どうしよう?肺炎とかだったら...俺のせいだ///

落ち込む俺に、こんな時なのに、和也は、ニッコリ笑って、

「心配かけちゃって、ごめんね...」

と言った。

その天使みたいな笑顔に、思わず俺が泣きそうになったとき、

「二宮さん、診察室へどうぞ~...え~っと...」

困惑する看護師さんに、

「俺も行きます!」

と言ってやった。

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