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第69章 ホライズン by のさまじょ・ガーベラ♡・millie

「えっ?」

「ウソ..」

診察室に入った俺たちは、一瞬言葉を失った。

そこにいたのは...

「翔..ちゃん??」

「あ~、似てますか?よく言われるんですよ」

「似てるなんてもんじゃ、ないですよ~」

先生が、あんまりにも翔さんにそっくりで、目が離せなかった。

「光栄です...さて。
熱が高いですね...じゃあ、前を開けて、胸の音、聞かせてください」

和也の肌蹴た胸に、先生が聴診器を当てる。その無機質な金属が和也の乳首を掠めると、

「...んっ」

「はい、背中もお願いします」

「...ㇷッ」


......あのさぁ、今、感じてた?

思わず、声が漏れちゃったよね??

熱で苦しそうな和也の首に、先生の両手が、優しく巻き付く。

...頬を撫で、目の中を覗き込む...

ちょっと///近すぎなんだけど!


診察の間、俺は気が気じゃなかった。

俺の大事な和也を、気安く触る翔さん!!
↑単なる他人の空似だけど。

それに、和也がされるがままなのも、気に入らない。
↑診察だから、仕方ないのに...

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