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第72章 願わくば花のもとにて… by millie


侵してはならない領域を越えてしまった僕達。


「ひゃっ、ダメっ、じゅんくっ、もぅ?」

「あれ?もしかして胸だけでイッちゃう?」

「んっ、ゃあっ…ふぁっ、めっ、ねっ…」


潤のシャツを握り締め必死に快感を逃そうとするけど、それを許してくれない。


「ほんと、智は淫乱だなぁ、こんな外から見えちゃうような場所で胸弄られただけでイッちゃうの?」


指先だけじゃ無くて言葉でも僕を嬲る。


「あっ、ダメっ…ぃゃ…っちゃうっ、ぃっちゃうっ、ああああっん」


とどめとばかりに乳首を抓られ、堪えきれず吐き出した熱が下着を濡らす。


「ふふ、気持ち良かったんだ?でもまだ足りないでしょ?」


潤の手が僕の腰にかかり、濡れた下着ごと抜き去る。


「一杯出たね?溢れてる」


下着が吸いきらなかった白濁で指を濡らした潤はそのまま口にする。


「潤くん!」

「甘い…。今度は俺の蜜も舐めて?」


ここまで来たらもう止まらないのは分かってるから…。
寛げた前から潤の欲を取り出し僕は咥えこんだ。


「んっ、智、上手っ、そうお口窄めて?舌でペロペロしてみて?」


操られるように潤に従う。
四つん這いで潤に奉仕する僕の蕾を潤が当たり前のように解していく。


「やっ、熱いっ、なにっ?潤くんっそれっ…やぁっ」


跳ねる躰を押さえ付けた潤が事も無げに言う。


「あぁ、ローションないからこれ、代わりにした」


手にあったのはビールだった。

そのまま、アルコールと潤の指に翻弄され、完全に脱力したところで後ろから貫かれた。


「あっ、あっ、はんっ、じゅんっ、じゅんっ」


粘膜から吸収したアルコールに酔わされなにがなんだかわからなくなった僕。

そのまま潤に揺さぶられ続け、幾度となく白濁を吐き出し、潤の欲に染まった。

目の端には桜が映ってた…。

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