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第75章 full bloom by うめ
「すげーな…ここ…」
「ふふっ、でしょ」
お花見で賑わう桜祭りの会場、桜並木の公園の奥に俺達は居た。
奥から階段で小高い丘に上ったこの場所から見下ろす桜並木は最高に絶景。
「よく知ってたなここ…」
「学生の時たまに来てたんだよ。絵描いたりしてた」
「知らなかった」
「静かだし…桜は綺麗だし…」
ジュースを飲みながら俺達は暫く無言で桜を見下ろした。
「あの日…ね…」
桜を見つめたまま、智が口を開く。
「翔くんと…ここに来る筈だったんだ…」
「………」
俺は何も言わずにジュースを口にする。
「前の日メールでね、『絶景ポイントがある』って…そしたら翔くん楽しみにしてくれてた。『早く智くんと見たいよ』って…」
「………」
「それで…おいらここで告白…するつもりだった…」
智の声が震える。
俺は手を伸ばし、智の手を握った。
「潤…ずっと支えてくれてありがと」
「智…」
「潤には…ちゃんと伝えたいんだ…おいらの気持ち…だから今日…ここに来たかった」
「え…?」
「潤…好きだよ」
その言葉と同時に心地よい風が…俺達を包んだ。
「ふふっ、でしょ」
お花見で賑わう桜祭りの会場、桜並木の公園の奥に俺達は居た。
奥から階段で小高い丘に上ったこの場所から見下ろす桜並木は最高に絶景。
「よく知ってたなここ…」
「学生の時たまに来てたんだよ。絵描いたりしてた」
「知らなかった」
「静かだし…桜は綺麗だし…」
ジュースを飲みながら俺達は暫く無言で桜を見下ろした。
「あの日…ね…」
桜を見つめたまま、智が口を開く。
「翔くんと…ここに来る筈だったんだ…」
「………」
俺は何も言わずにジュースを口にする。
「前の日メールでね、『絶景ポイントがある』って…そしたら翔くん楽しみにしてくれてた。『早く智くんと見たいよ』って…」
「………」
「それで…おいらここで告白…するつもりだった…」
智の声が震える。
俺は手を伸ばし、智の手を握った。
「潤…ずっと支えてくれてありがと」
「智…」
「潤には…ちゃんと伝えたいんだ…おいらの気持ち…だから今日…ここに来たかった」
「え…?」
「潤…好きだよ」
その言葉と同時に心地よい風が…俺達を包んだ。