Welcome to our party
第83章 表裏一体 by みきちん
「ただいま」
「お帰りなさい。あら、お友達?」
パタパタとスリッパを鳴らし、
美人な人が俺達を出迎えた。
「初めまして、翔の母です」
「雅紀です。お邪魔します」
「いえいえ、どうぞごゆっくり。
翔、ジュース用意するから取りに来て」
翔の帰りを部屋で待っていると、
ガチャン…ドンッ…
豪勢な部屋には無縁の騒がしい音。
そっと扉を開けて一階を覗き込んだ。
「なに、勝手に友達連れて来てんだよっ」
胸倉を掴まれる翔。
「ごめんなさい…ごめんなさい」
「謝るなら連れてくるな」
おばさんがドンと突き放すと
翔がフラついた。
その瞬間翔の腹に蹴りが入る。
「ゲホッ…」
「吐くなよ?
さっさとジュース持って消えろ」
おばさんがいなくなったのを見計らって
翔の元へと走った。
「大丈夫?」
「雅紀…ゴホッ…」
「とりあえず、部屋行こう?」
翔を支えながら部屋に入った。
そこで知った事実は余りにも衝撃的で
信じることが出来なかった。
ドラマみたいな話……
でも、服をたくし上げた先に見えた傷が
現実だと証明してくれた。
「お帰りなさい。あら、お友達?」
パタパタとスリッパを鳴らし、
美人な人が俺達を出迎えた。
「初めまして、翔の母です」
「雅紀です。お邪魔します」
「いえいえ、どうぞごゆっくり。
翔、ジュース用意するから取りに来て」
翔の帰りを部屋で待っていると、
ガチャン…ドンッ…
豪勢な部屋には無縁の騒がしい音。
そっと扉を開けて一階を覗き込んだ。
「なに、勝手に友達連れて来てんだよっ」
胸倉を掴まれる翔。
「ごめんなさい…ごめんなさい」
「謝るなら連れてくるな」
おばさんがドンと突き放すと
翔がフラついた。
その瞬間翔の腹に蹴りが入る。
「ゲホッ…」
「吐くなよ?
さっさとジュース持って消えろ」
おばさんがいなくなったのを見計らって
翔の元へと走った。
「大丈夫?」
「雅紀…ゴホッ…」
「とりあえず、部屋行こう?」
翔を支えながら部屋に入った。
そこで知った事実は余りにも衝撃的で
信じることが出来なかった。
ドラマみたいな話……
でも、服をたくし上げた先に見えた傷が
現実だと証明してくれた。