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【2004.7.25】

「よし、準備完了」

ニノの後頭部には
青の猫型ロボットのお面。

「何だかワクワクするね」

相葉くんの後頭部には
黄色で稲光を放つキャラのお面。

「これ、恥ずかしくない？」

松潤の後頭部には
赤い戦隊ヒーローのお面。

「何とも言えないね……」

俺は機関車に顔がついたキャラのお面。

「じゃあ、ルール確認ね？」

ニノがみんなに目線を送る。

「リミットは花火が始まる１９時半。
もし、大野さんに出会ったら、
マネが取った有料席で花火を見る。
そして……告白の権利を得る」

「で、１９時半までに出会えなかった人は
ここに戻って来る……だよな？」

潤がルールの最終確認をする。

「そして、リーダーへの想いを断ち切る」

相葉くんが覚悟を決めたように言い放つ。

「よし、スタートしますか。
……恨みっこなしだよ？」

潤がニヤリと笑ってみんなを見た。

「翔ちゃん、止める？」

「やっ、止める訳ないだろ！」

ニノの問いかけに思わず声を荒げた。

「なら……いいけど？」

ニコッと俺に微笑んだ。

「では、捜索開始」

相葉くんの合図で一斉に走り出した。