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第19章 たまゆら by のさまじょ&millie
あの日の事は瞼に、記憶に焼きついている…。
あの静かな白い部屋を染めたオレンジ。
白い部屋よりも白い潤の顔。
静かな部屋に突然鳴り響いたピーという機械音。
静寂を切り裂く音は俺たちの何かを壊したんだ。
「潤?潤?…目、開けてよ!
いつもみたいに『まー』って呼んでよ!」
体を揺さぶっても潤は目を覚まさない。
潤…なんで俺を置いてったの?
一緒に連れてってよ…。
どれだけ泣いても…叫んでも…俺は潤の元には行けなかった。
部屋に篭って、ただひたすらに潤だけを思った。
夢でもいいから逢いに来て欲しい。
どこにいるの?潤。
ずっと一緒って言ったじゃん。
ふたりで生きていくって誓ったじゃん。
なのに…なんで俺、一人なの?
時間は無情にも生きている人間の上には平等に流れる。
寂しくても辛くても生きなくちゃいけない。
からっぽの俺は潤から貰ったビジネスバッグをお守りに会社に向かう。
思い出すのはあの日のこと。
あのオレンジに染まった日から1年。
潤の眠る場所で俺は確かに感じたんだ…。
潤の気配を…。
「潤…そこに、いるんだね?」
あの静かな白い部屋を染めたオレンジ。
白い部屋よりも白い潤の顔。
静かな部屋に突然鳴り響いたピーという機械音。
静寂を切り裂く音は俺たちの何かを壊したんだ。
「潤?潤?…目、開けてよ!
いつもみたいに『まー』って呼んでよ!」
体を揺さぶっても潤は目を覚まさない。
潤…なんで俺を置いてったの?
一緒に連れてってよ…。
どれだけ泣いても…叫んでも…俺は潤の元には行けなかった。
部屋に篭って、ただひたすらに潤だけを思った。
夢でもいいから逢いに来て欲しい。
どこにいるの?潤。
ずっと一緒って言ったじゃん。
ふたりで生きていくって誓ったじゃん。
なのに…なんで俺、一人なの?
時間は無情にも生きている人間の上には平等に流れる。
寂しくても辛くても生きなくちゃいけない。
からっぽの俺は潤から貰ったビジネスバッグをお守りに会社に向かう。
思い出すのはあの日のこと。
あのオレンジに染まった日から1年。
潤の眠る場所で俺は確かに感じたんだ…。
潤の気配を…。
「潤…そこに、いるんだね?」