あなたに精力うばわれちゃいます!
第2章 捲土重来
「家族の中で会えるのは縁ちゃんしかいないから……いつも一緒にいてくれるお父さんは出張中だし…お母さん寂しくて…」
「その気持ちはわかるけど…」
「でもね、わたしは縁ちゃんの家に来て分かったことがあるの」
悲しみの表情から一転、その笑顔はどこからかやってきたのだ、という表情。
そしてなんとも言えない黒いオーラが母を纏う。
嫌な予感しかしないのです。
「キッチン…やけに綺麗だなぁって思ったら……ゴミ箱からこんな物が出てきたのよね?」
母がばっちぃ手で持っていたものは、昨日、私がコンビニで買ったツナマヨのおにぎりとチョコカステラのビニールだった。
しまった!とこの時私は思った。
うちの母はコンビニ弁当等、手作り料理以外のものは毛嫌いをする。
「ひぃっ!!最近忙しいから!仕方なかったんです!!!」
「最近忙しかった…? このフライパンとか、新品同様ピカピカしてるけど……使った痕跡はなさそうね…?」
「ごめんなさいいいいい!!!」
「その気持ちはわかるけど…」
「でもね、わたしは縁ちゃんの家に来て分かったことがあるの」
悲しみの表情から一転、その笑顔はどこからかやってきたのだ、という表情。
そしてなんとも言えない黒いオーラが母を纏う。
嫌な予感しかしないのです。
「キッチン…やけに綺麗だなぁって思ったら……ゴミ箱からこんな物が出てきたのよね?」
母がばっちぃ手で持っていたものは、昨日、私がコンビニで買ったツナマヨのおにぎりとチョコカステラのビニールだった。
しまった!とこの時私は思った。
うちの母はコンビニ弁当等、手作り料理以外のものは毛嫌いをする。
「ひぃっ!!最近忙しいから!仕方なかったんです!!!」
「最近忙しかった…? このフライパンとか、新品同様ピカピカしてるけど……使った痕跡はなさそうね…?」
「ごめんなさいいいいい!!!」