あなたに精力うばわれちゃいます!
第2章 捲土重来
こんな事で勃つなんて、確かに童貞なんて言われてもしょうがないかもしれない。
だけど、俺はアイツに冷たくこう言い放った。
『話しかけてくるな』
これ以上の興奮を抑えるために、必死の抵抗のつもりで言った言葉だ。
手の動きが、さらに増す。
「…ぁっ…う……」
自慰でこんな声が出たのは初めてだ。
気持ちいいとはこういうことだろうか。
更なる気持ちよさを求め、今度はズボンを脱ぎ、トランクスも脱いだ。
「…あぁっ、くそ………」
こんなつもりなかったのに………。
あの顔がちらつく度に、興奮が徐々に増していく。
先端からも白い液体が見えてきている。
自慰にオカズに、さらにはイきそうだなんて…
「死んでも言えねぇよ!」
_______その夜、俺は初めて、本物の快感を得た瞬間を味わった。