
あなたに精力うばわれちゃいます!
第2章 捲土重来
今度は甘噛みをしてみる。
もはや反応を楽しんでいるだけであった。
「んんー…」
少し顔が歪んだ。
もうそろそろ起きてしまうかもしれない。
だが祈織はやったら止められない状況になり、もっと反応を見てみたいのか縁の下半身に手を出した。
「……と、これも忘れずに…」
反対側の手でポケットに突っ込んで、あるものを取り出した。
小さな、電動式の《おとなのおもちゃ》である。
今すぐにでもこれを縁の性器に入れたいところだが、まだ濡れてもいない性器に入れても痛がるだけである。
祈織は、縁のはだけたスカートをめくった。
「うわぁ……見かけによらずスゴイものを」
祈織が目の当たりにしたもの、それは『白の紐パン』である。
「へぇ…紐ってこんなに色っぽく感じるんだ。しかも白色とか…透けるじゃん」
乾いた唇を舐めてから、紐に手をかける。
思ったより細く、軽く引っ張っただけですぐに取れてしまった。
祈織は下着を全部取ったわけではなく、片方の紐だけほどいて、布越しに割れ目をなぞった。
