あなたに精力うばわれちゃいます!
第5章 意気消沈
私は考えるよりも先に身体が動いていた。
やだ、やだやだやだ……!
死ぬだなんて、人のことを誰よりも考えている朝霧くんが死ぬだなんて…
そんなのダメだよ!!
私は心の中で叫びながらドアを勢いよく開けた。
「…っ!」
「おわぁっとと、危ない危ない」
「……」
ドアにぶつかりそうになった朝霧くんの友達が絶妙な具合に避ける。申し訳ないけど、私にはその事を案ずる余裕もなくしていた。
何も考えずに部屋を出てしまったため、私は頭が真っ白になった。
あ、あれ…私が出てどうなるんだろう。咄嗟に出ても何にも意味がないのに!
「起きてたのか」
「へっ!?あ、これはその…えっと」
朝霧くんの鋭い視線が私を貫く。
あ、これ怒ってる!?機嫌悪い!!どうしよう!!
私が馬鹿やらかしたからだよ!!!
ここはもう謝るしかない、と思い私は頭を下げようとした。
「き、君っ!」
「ひゃっ…!?」
しかし、それは阻止させられた。
朝霧くんの友達によって両肩を掴まれたのだ。
やだ、やだやだやだ……!
死ぬだなんて、人のことを誰よりも考えている朝霧くんが死ぬだなんて…
そんなのダメだよ!!
私は心の中で叫びながらドアを勢いよく開けた。
「…っ!」
「おわぁっとと、危ない危ない」
「……」
ドアにぶつかりそうになった朝霧くんの友達が絶妙な具合に避ける。申し訳ないけど、私にはその事を案ずる余裕もなくしていた。
何も考えずに部屋を出てしまったため、私は頭が真っ白になった。
あ、あれ…私が出てどうなるんだろう。咄嗟に出ても何にも意味がないのに!
「起きてたのか」
「へっ!?あ、これはその…えっと」
朝霧くんの鋭い視線が私を貫く。
あ、これ怒ってる!?機嫌悪い!!どうしよう!!
私が馬鹿やらかしたからだよ!!!
ここはもう謝るしかない、と思い私は頭を下げようとした。
「き、君っ!」
「ひゃっ…!?」
しかし、それは阻止させられた。
朝霧くんの友達によって両肩を掴まれたのだ。