ペットではなく家族です。
第17章 金次、銀次の場合
千夏「お肌プニプニ」
金次「や、やめろってば!!」
千夏「かわいい」
銀次「…」
お肌プニプニ
気持ち良くて柔らかくて
ぬいぐるみを抱くように金次を抱きしめ
た千夏
離れた場所から
そんな二人を見る銀次
何も言わず羨ましそうな表情で…
銀次「…」
千夏「銀次、銀次もおいで」
銀次「…」
金次「あいつは人見知りだから無理」
千夏「おいでってば」
銀次「…」
手招きすると
銀次はゆっくり近づいてきた
恐る恐るその髪に触れてみると金次とは
正反対
ザラザラでガサガサ
千夏「銀次、よしよし」
銀次「…」
頭を撫でてあげると
銀次は気持ち良さそうに目を細め
甘えるように千夏の肩に頭を置きその身
を任せた
銀次「…」
千夏「何、どうかしたの?」
銀次「…」
千夏「…!?」