ペットではなく家族です。
第18章 寛一の結末
正行「あ、大丈夫ですか?」
葉子「お願い助けて…知らない男に追わ
れてるんです…」
正行「男?逃げて来たんですか?」
葉子「助けて…っ…」
正行「すぐ近くに僕の病院がありますか
ら行きましょう」
葉子「…」
接触には成功
正行は葉子を覚えていないのか
それとも周りの目を気にしてか手を貸し
てくれた
正行「大丈夫ですか?」
葉子「えぇ…」
歩く事数分
近くの大病院へ到着した
どうやらここが彼自慢の病院らしい
看護師①「院長、お疲れ様です、お先に
失礼します」
看護師②「お疲れ様です」
正行「お疲れ様」
葉子「…」
すれ違う人はみんな
正行を院長と呼び頭を下げる
若いのに院長なんてそれだけ腕がすごい
のか
それとも権力?
必死に親に頼み込んだのか…
葉子「…」
正行「とりあえず足の治療をしましょう
さっ入って」
葉子「ありがとうございます」
正行「…」