ペットではなく家族です。
第4章 ケンの場合
ボーイ「タクミさん、ご指名入りました
3番テーブルお願いします」
タクミ「わかった」
香織「じゃあ私、もう行くわね」
タクミ「ありがとう」
香織「お会計お願いします」
ボーイ「ありがとうございます」
タクミ「…」
未練があるわけではない
ただ香織とは別れた今も関係が続いてる
もちろんそれは
友として
夢の為、日夜頑張る
同志として
タクミ「由紀さん、ご指名ありがとうご
ざいます」
由紀「タクミ、会いたかったわ」
タクミ「俺もです」
二人目の客は
60代半ばの小綺麗な女性
早くに夫を泣くし今は夫の保険金で暮ら
している
由紀「最近忙しくて寂しかったわ」
タクミ「嬉しいです」
由紀「えっ?」
タクミ「由紀さんが俺と同じ気持ちだっ
たと思うとすごく嬉しいです」
由紀「ねぇキスして」
タクミ「喜んで」
由紀「ンッ…ぁつ、んンッ…」
タクミ「…」
わざとらしく
周りに見せ付けるように
嫉妬させるよう独占欲を煽るようなキス
をした
何度も何度も
ディープなキスを何度も…