秘密のおとぎ夜話
第10章 【赤ずきん】蜜の味
「わかんないっ…熱い、の…」
「これは『おちんちん』だよ。まだ先っぽだけど…赤ずきんちゃんの中、狭いのにヌルヌルで気持ちいいよ…」
は、と短くオオカミが息を吐く。
どうやら言葉で伝えるルールはオオカミにも有効らしい。
切なげな吐息にドキンと跳ねる赤ずきんの心拍。同時にオオカミが眉をひそめる。
その後オオカミは無言で赤ずきんの唇に、顎に、首筋に、乳房とその頂点に…絶え間なく口づけを落としながら、少しずつ腰を進めていった。
「あっ…んん!も、入らない…はぁっ…んっ…」
赤ずきんにはさっき目にしたオオカミのモノが自分の中に入るとはとても思えないのに、甘い唇と舌に翻弄される身体が深く受け入れてしまう。
「ふ…う…苦し…っ」
みしみしと身体を割られるような感覚に、少し痛みがあったが、それよりも内臓を押されて息がまともに吸えない。
「奥まで入ったよ…赤ずきんちゃん。痛い?」
オオカミはそれ以上動かずに話し出す。
「ん、ちょっと…でも痛いのは大丈夫で…っ
息が、くるしいのっ…」
「そうなんだ?キノコのおかげで、僕のもそんなに痛くないんだね。
ゆっくり息して…
そう…ゆっくり吐いて…」
はふーーー。
すう、はふーーー。
「……あっ?」
しばらく呼吸に集中していた赤ずきんが小さく声を上げる。
「どうしたの?痛い?」
「あ、ちが…うの、何か…ぞわってして…」
話している途中にオオカミがかすかに身じろぎして、
「あ、あああっ…」
赤ずきんが思わず声を上げる。
それを合図に緩やかに腰を動かし始めるオオカミが、なおも促す。
「痛くはない…で、どんな感じだって?」
「あっ!…やああ!…熱いの、広がって、しびれちゃう…!!
んああ!…あ、あ、」
「しびれるんだ?どこが?」
「わかんない、あ、あんまり動かないでぇ…っ!」
「どうして?…っていうか、もう止められないよ…
赤ずきんちゃん、気持ちいいんじゃないの?
おまんこグイングイン締め付けてきて、すごいんだけど…っ」
オオカミは言い終わるかどうかのタイミングで、我慢ならないといった様子で腰を突き出した。
「きゃああっ…」