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秘密のおとぎ夜話

第16章 【赤ずきん】噂の真相 

最低限の生活用品を備えた、猟師の小屋。
赤ずきんが選んだ花柄のカーテンと、新しい大きめのベッドが
かろうじて新婚らしさをかもし出している。

そのベッドのそばで、美しい花嫁は立って片足をあげられた姿勢で、若い猟師にすがりつき、絶頂を知らせる悲鳴を上げる。

その後ろには黒光りする獣毛をたたえたオオカミが密着し、がっちりと花嫁の腰を掴んでいる。

赤ずきんが従兄に願ったことが、今まさに叶えられていた。
今まではどちらか一方だけとしてきた行為を、一緒に……と。
わたしに2人をちょうだい。
そうすればわたしは2人のものになる。
一生涯2人に寄り添う、と。

「ふぐっ…ふたりの…すごいのお!
らめ、きもちいのっっ!」

前後の夫たちの自制により緩やかな動きではあるが、
今までに十分すぎる快感を教えこまれた2つの肉壺への同時抽送は、
赤ずきんをかつてない快楽の沼へと引きずり込んた。

「くっ…赤ずきんのナカ、うねってすげぇ…
それに…気に入らねえが、オオカミのがあるぶんキツい…」

吐息混じりに猟師がつぶやく。

「僕も気に入らないけどっ、確かにすごいや…」

オオカミも感じいった様子で言葉を返す。

「ふたりとも、きもちい?わたしっ、ちゃんと、できてる?」

止まらない喘ぎの隙間で、途切れ途切れにたずねる赤ずきん。

「ああ、最高だよ。」猟師が唇に口づける。
「すごく気持ちいいよ。」オオカミが首すじに口づける。

そんな愛情表現さえ前後から同時に受けて、
「ん゛っっ!
ん゛〜!!」
と声にならない叫びとともに、花嫁はまた身体を痙攣させた。



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