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秘密のおとぎ夜話

第19章 【人魚姫】寝室で

灯りのついた寝室で、一晩中。
騎士は姫の身体を貪った。

騎士はひどく優しく姫を扱い、
最初にその獰猛な肉棒で姫を貫く時には
慣らすようにじっくりと姫の身体を開いた。

「……この方は本当に姫様なのか?」
やっとの思いで肉棒の全てを埋め込んだ騎士のつぶやきには
傍で一部始終を見ていた「兄」が応えた。

「多少のブランクがあるからな。
身体には違和感があるかもしれないが……
見ろ。
私の目を狂おしく見つめながら
絶頂する姿は……
まさしく我が妹ではないか。」

時間をかけて開かれた姫の官能は、
身体の隅々まで及び。

長大な肉棒が膣を埋めつくしただけで
全身が溶けてなくなりそうな感覚に陥りながら
人魚姫は長い長い絶頂感を得ていた。

(ああ……!!)
(黒い瞳に私が映って……)
(昼間よりすごい…こんなの、知らない)
(私にそっくりの姫様は、船の上でこんな……快感を……?!)

秘部の痙攣がやっとのことで収まり、姫が一息つこうとした時、
膣内の肉棒は少しも衰えずに動き出す。
「く、姫様っ、お許しを……もう止まれませぬ!」
騎士は申し訳なさそうに言いながら、自らの快感を追いはじめる。
その抽挿が姫の快感でもあることは言うまでもない。

(あっ、うそ……ずっと気持ちいいっ!)

大きな剛直は姫の膣内を余すところなく押し広げ、一突きごとに感じる場所を全て撫でていく。

声が出ていなくとも、身体が、その表情が、人魚姫の悦びを物語っていた。
ひときわ強い衝撃が秘部の最奥を襲い、また姫の全身が痙攣に見舞われた時、
膣内に何か熱いものが迸った。

「っっ!!」
ちぎれそうな吐息を弾ませていた人魚姫は、
ぐぅ、と喉を詰まらせて騎士を抱きしめていた。





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