桜舞 〜刀剣女士、百華繚乱!〜
第2章 仲間との出逢い
「いいよ、やろうよ・・・獅子王!」
「清光・・・!!」
「その勝負、受けて立つよ・・・」
「蜜姫、いいの・・・?」
「場所を変えません?加州殿、獅子王殿・・・」
蜜姫は勝ち気な笑みを浮かべ、二人を中庭に出るよう促した。
もう、主の言葉など届かないだろう。
しをんも諦めて、事を見守ることにした。
「じゃあ、まずは俺から行くぜ?」
獅子王がにやり、と笑う。
「えぇ、どうぞ?」
彼女も愉しげに微笑み返した。
「やあぁ!!」
早速斬りかかってくる獅子王を、蜜姫は優雅にかわす。
「な・・・っ」
驚いている一瞬の隙を突き、脇腹に峰打ちを入れる。
「ぅわ・・・っ」
一瞬、痛みにほんの少し顔をゆがめる獅子王。
・・・だが、そこで負ける彼でもない。
「―へへっ・・・女なのに・・・なかなか、だな・・・っ!!」
「―伊達に櫻斬の名を語っていません、から・・・っ!!」
かんっ、かんっ、きんっ・・・
刃と刃がぶつかり合う高い音が、本丸の中庭に響く。
と、その時――
蜜姫が、獅子王の刀を払い落とした。
「あ・・・!!」
そのことに動揺している隙を突いて
蜜姫は一本を取る。
「俺の負けだ。」
「清光・・・!!」
「その勝負、受けて立つよ・・・」
「蜜姫、いいの・・・?」
「場所を変えません?加州殿、獅子王殿・・・」
蜜姫は勝ち気な笑みを浮かべ、二人を中庭に出るよう促した。
もう、主の言葉など届かないだろう。
しをんも諦めて、事を見守ることにした。
「じゃあ、まずは俺から行くぜ?」
獅子王がにやり、と笑う。
「えぇ、どうぞ?」
彼女も愉しげに微笑み返した。
「やあぁ!!」
早速斬りかかってくる獅子王を、蜜姫は優雅にかわす。
「な・・・っ」
驚いている一瞬の隙を突き、脇腹に峰打ちを入れる。
「ぅわ・・・っ」
一瞬、痛みにほんの少し顔をゆがめる獅子王。
・・・だが、そこで負ける彼でもない。
「―へへっ・・・女なのに・・・なかなか、だな・・・っ!!」
「―伊達に櫻斬の名を語っていません、から・・・っ!!」
かんっ、かんっ、きんっ・・・
刃と刃がぶつかり合う高い音が、本丸の中庭に響く。
と、その時――
蜜姫が、獅子王の刀を払い落とした。
「あ・・・!!」
そのことに動揺している隙を突いて
蜜姫は一本を取る。
「俺の負けだ。」