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あなたと私、あと恋と

第2章 ホストと私、あと猫と

「はいコーヒーで良かった?」

「あッありがとうございます」

わぁーあったかいな今の私は最高に幸せだなぁ
あったかい部屋にあったかい飲み物あとコタツに膝には可愛い猫ちゃん

「部屋用意してくるからちょっと待ってて」

「はいわかりましたーごゆっくり〜」

「あんたがごゆっくりしてろよ」

なぜ野宿をする予定だった私がこんなぬくぬくしているのかと申しますと
実はあのあと

「拒否権ないから」

「えっ?えっ、」

「寒いから早くついて来て、事情は家で話すから」

と言われたので私はへこへこついて来てしまった
だけど知らない人について行ってはいけないんだろうけど私はどうしてもあったまりたかったんだ
これは仕方のないことなのだ!

「我ながらバカだな」

「部屋用意したよ」

「ありがとうございます」
よし聞こうどんな事情があって私を家に誘ったのか

「あの〜」

「なに?」

「事情とやらを教えてもらえませんか?」

「ああ、忘れてた」

忘れちゃだめでしょ!

「僕困ってんだよねぇ」

まさか…

「いやーさすがにはじめて会った人とそういう関係になるのはちょっと…」

「バカなの?僕別に女に困ってないし例え困ってたとしてもあんたはないから安心して」

そっか安心安心…って

「私が女として魅力がないとおっしゃっているんですか?あなたの目は節穴ですかちゃんと見てくださいこのセクシーボディを!」

完璧なセクシーガールだろうが!

「僕の前にはセクシーボディの人なんていないけどね、いるならぜひ見てみたいね」

だからあなたの前にいるじゃないか!

「あんたと話してるとバカになりそう、そろそろ本題に入っていい?」

「はい、すみましぇんでした」

私のあつかい酷いような気がするんだけど

「だから僕が困っているのはストーカーだよ」

「ヘェ〜スカートに困っているんですか大変ですね」

男でスカートかぁ
まぁ世界にはいろんな人がいるよね

「私は全然いいと思いますよスカート!絶対にあいますよ」

うんうんだって顔めっちゃ綺麗だし

「僕がいつスカートなんて言ったの?ストーカーに困ってるの!真面目に聞けないの?」

「ごめんごめんで、ストーカーされてるの?」

「うん二ヶ月ぐらい前から」

「どんな人に?」

「僕の元カレ」

「………」

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