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声の魔法

第4章 笑われる?

あれから、どんな声だったのか尋ねられた私だが、どんな声?説明ができない。例えるなら『好きな声』としか言いようがない。


私は適当に答えながら、あの声を思い出そうとしていた。


喜恵を見ると彼氏に連絡取るためスマホに目を落とし、その顔はキラキラ輝いて見えた。


目がハートになってるよ〜。かわいいなぁ。なんて思ってると、「今日予定ある?ちょっと付き合ってよ。」と喜恵からのお願い。

話を聞くと、彼氏の仕事場に遊びに行こうとのこと。ライブハウスで働いてるって言ってたっけ。苦手なんだよね・・・断ろう・・・

喜恵は「もう行くって言ったから断るの無しね。」と笑う。かわいい笑顔には勝てないんだよね。
『私すぐ帰るからね。いいよね?』となんとなく了承した。

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