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声の魔法

第5章 ライブハウス

「めぐみ、探したよ〜」

「聡か、どうした?」

「迷子になってたみたいで・・・」

『ありがとうございました』

「じゃあ、またね。めぐみちゃん」
そう言って聡という人は仕事に戻って行った。



「め〜ぐみ〜、今の人、ちょっといい声でしょ?」喜恵はニコニコ笑いながら言う。


確かに・・・似てる?でもちょっと違う?

なんて思いながら、顔が熱
くなってきたのがわかった。

赤くなった顔を二人に知られたくなくって、『そろそろ帰るね』と言って、ライブハウスをあとにした。


見送ってる二人がニコニコしてることなど知るよしもなく・・・

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