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第2章 薬種商
【幕間 或る少女の日記】
たぶん、きょうは あめが ふる。
おにいちゃんが、かぞくがふえる、っていっていた。
ふだんは そういう じょうだんをいうひとじゃ ないから、
たぶん、きょうは あめがふる。
おかあさんに、おにいちゃんが へんなこといったら、あめか ゆきがふるね、ってきいたけど、
いまは はるだから ゆきはふらないもん。
おにいちゃんは、きのうは、おへやの おそうじをしていた。
いろんな、はっぱとかが、たくさん すててあった。
ちょっと かなしそうだった。
わたしが てつだったら、はちみつのおかしを かってくれた。
おかし、おいしかったから、きょうも おてつだいをすることにした。
たぶん、きょうは あめが ふる。
おにいちゃんが、かぞくがふえる、っていっていた。
ふだんは そういう じょうだんをいうひとじゃ ないから、
たぶん、きょうは あめがふる。
おかあさんに、おにいちゃんが へんなこといったら、あめか ゆきがふるね、ってきいたけど、
いまは はるだから ゆきはふらないもん。
おにいちゃんは、きのうは、おへやの おそうじをしていた。
いろんな、はっぱとかが、たくさん すててあった。
ちょっと かなしそうだった。
わたしが てつだったら、はちみつのおかしを かってくれた。
おかし、おいしかったから、きょうも おてつだいをすることにした。