一カラ始めよう
第1章 嫌い
おそ松「 ほら、カラ松起きろって兄ちゃんも朝ご飯早く食いたいんだよ 」
そう言って、おそ松兄さんはカラ松の頬をぺちぺちと叩く。
...むかつく。
最近、おそ松兄さんとこいつが絡んでるところを見ると無性に腹が立つ様になった。
何故腹が立つのかは、わからない。
モヤモヤしたものがだんだんと喉まで上がってきて今にも吐き出しそうだ。
おそ松「 はー、全くダメだなぁ 」
カラ松「 んん... 」
おそ松「 ...俺の弟まじ可愛いんだけど 」
一松「 ... 」
俺は知ってる。
おそ松兄さんがカラ松に向けている熱を孕んだ視線の感情を。
おそ松兄さんは、
こいつを弟としてでなく、
恋愛対象にしてみているということを。