
LIP
第2章 出会い
沢山の人と出会って
その全てで「自分」が作られていく。
その時は気づかなかった事も
数年後に
あなたと出会っていなければ
分からなかった事に気づく。
嫌な思い出も
良い思い出も
全てが私の糧となる。
みゆ「私は自分から
人を好きになったことは
無い。」
いつも言い寄られて
付き合っていく過程で
どんどん好きになってしまう。
最初は相手のほうが
私を好きだったのに、
いつの間にか追い越してしまう。
一緒に歩けないなら
「好き」になることを辞めればいい。
そうしたら
悲しむことも、辛くなることも
寂しいって思うことも
全部無くせるんじゃないかな。
今日から高校生。
イジメが私を強くした。
負けたくなくて
皆勤賞で中学時代を終えてやった。
泣くことなんてない。
復讐心はあるけども
そんな事に費やす時間も
自分も
勿体無く感じる。
父は相変わらず。
一時期、女性と暮らし始めた。
その分、いつも変わらないけど
一層1人の時間が増えた。
そして今年から
優くんと秋ちゃんが
引っ越してくる。
徒歩10分
自転車で5分の距離に。
優くんとはあれから連絡すら
とっていない。
もちろん秋ちゃんも
家族も誰も、
何も知らない。
だから優くんと遇った時は
「そんな事気にしてないよ?」
みたいな大人な対応をする。
子供と大人が入り交じる
高校生。
大人になるために
全部、心にしまい込もう。
「でも苦しいよ。」
「優くんと会いたくない、怖い」
もう1人の私が
中で叫んでいるのを押さえつけるように。
その全てで「自分」が作られていく。
その時は気づかなかった事も
数年後に
あなたと出会っていなければ
分からなかった事に気づく。
嫌な思い出も
良い思い出も
全てが私の糧となる。
みゆ「私は自分から
人を好きになったことは
無い。」
いつも言い寄られて
付き合っていく過程で
どんどん好きになってしまう。
最初は相手のほうが
私を好きだったのに、
いつの間にか追い越してしまう。
一緒に歩けないなら
「好き」になることを辞めればいい。
そうしたら
悲しむことも、辛くなることも
寂しいって思うことも
全部無くせるんじゃないかな。
今日から高校生。
イジメが私を強くした。
負けたくなくて
皆勤賞で中学時代を終えてやった。
泣くことなんてない。
復讐心はあるけども
そんな事に費やす時間も
自分も
勿体無く感じる。
父は相変わらず。
一時期、女性と暮らし始めた。
その分、いつも変わらないけど
一層1人の時間が増えた。
そして今年から
優くんと秋ちゃんが
引っ越してくる。
徒歩10分
自転車で5分の距離に。
優くんとはあれから連絡すら
とっていない。
もちろん秋ちゃんも
家族も誰も、
何も知らない。
だから優くんと遇った時は
「そんな事気にしてないよ?」
みたいな大人な対応をする。
子供と大人が入り交じる
高校生。
大人になるために
全部、心にしまい込もう。
「でも苦しいよ。」
「優くんと会いたくない、怖い」
もう1人の私が
中で叫んでいるのを押さえつけるように。
