琥珀荘の奇妙な住人達
第3章 理解不能to罠にかかった主人公
俺は無意識に雅を見ていた。
「僕は大丈夫ですよ~…よっと……」
すると頭が無くなったはずの体、腕が動き始め、その落ちた頭を当たり前かのように拾い上げ抱えていた。
「ちょっとー、渚君。僕の頭の金具、最近錆びて壊れそうだからあんまり衝撃与えないでって言ったじゃないですかー?」
抱えられている顔がムスッとしながらそう言えば、渚は少しも申し訳なさそうに
「あーごめんごめんw」
頭に付いている大きな耳の付け根をかきながら……耳?!
「な、渚…何で、耳が?!」
「ん?……あ、いつの間にか出てやがる」
(何だ……この状況?!何でみんな平然としているの?!)
おかしいのは俺なのか、という錯覚にまで襲われる。
「てかさー、もうバレてんじゃん?俺達の正体」
そう言って立ち上がりこちらを笑いながら見ているのは悠真さん。
「ど、ういう……事ですか?!」
「え?何々?もしかして分かってない感じ?……じゃあ、ネタばらしっつーことで教えてやるよ」
ニヤリと怪しく笑った彼は……まるで背筋が凍るような視線で俺を見下ろしていた。
「ここには……人間はお前以外居ないんだよ。」
意味が分からず唖然としている、俺は、助けを求めるように葵さんを見る。
すると、あーあ、と明るい声で言った葵さんは立ち上がり、俺を見る。
「バレちゃったね…?…まぁ、そういう事なんだ?」
そしていつの間にか俺の周りには、住人全員が立っており、此方を見下ろしていた。
「さぁ、ようこそ。俺達の巣窟。琥珀荘へ。」
そう言い微笑む葵さんはとても恐ろしく見えたのを、忘れない。
「僕は大丈夫ですよ~…よっと……」
すると頭が無くなったはずの体、腕が動き始め、その落ちた頭を当たり前かのように拾い上げ抱えていた。
「ちょっとー、渚君。僕の頭の金具、最近錆びて壊れそうだからあんまり衝撃与えないでって言ったじゃないですかー?」
抱えられている顔がムスッとしながらそう言えば、渚は少しも申し訳なさそうに
「あーごめんごめんw」
頭に付いている大きな耳の付け根をかきながら……耳?!
「な、渚…何で、耳が?!」
「ん?……あ、いつの間にか出てやがる」
(何だ……この状況?!何でみんな平然としているの?!)
おかしいのは俺なのか、という錯覚にまで襲われる。
「てかさー、もうバレてんじゃん?俺達の正体」
そう言って立ち上がりこちらを笑いながら見ているのは悠真さん。
「ど、ういう……事ですか?!」
「え?何々?もしかして分かってない感じ?……じゃあ、ネタばらしっつーことで教えてやるよ」
ニヤリと怪しく笑った彼は……まるで背筋が凍るような視線で俺を見下ろしていた。
「ここには……人間はお前以外居ないんだよ。」
意味が分からず唖然としている、俺は、助けを求めるように葵さんを見る。
すると、あーあ、と明るい声で言った葵さんは立ち上がり、俺を見る。
「バレちゃったね…?…まぁ、そういう事なんだ?」
そしていつの間にか俺の周りには、住人全員が立っており、此方を見下ろしていた。
「さぁ、ようこそ。俺達の巣窟。琥珀荘へ。」
そう言い微笑む葵さんはとても恐ろしく見えたのを、忘れない。