琥珀荘の奇妙な住人達
第4章 琥珀荘_日常編<渚×真冬>
「だってさ、真冬は表の看板を見てここに来たんだろ?表の看板はな、駿の力で人外にしか見えないように作ってあるんだぜ?それが人間のお前に見えたんだ。これっておかしくないか?」
淡々と喋りだす渚。
(駿さんの力……)
彼の能力的な物は、初日にはっきりと見せられている。だから、人外にしか見えないように作られているというのは納得できるのだが…
「それはつまり、人間には見えないって事……ですか?」
人外にしか見えない、つまり裏返せば人間には見えないと言う事。
「そーいう事。なのに、お前からは人外特有の感じはしないし、嗅覚の良い俺と悠真が調べたのに、臭いも人間そのものだ。」
まさか、悠真さんが初日に抱きついて来たのって、臭いを調べる為…?!
「だからお前さ、俺と悠真に人間の皮を被った人外なんじゃないかって疑われてんだぜ?」
そう言うと、先ほどのように渚はじりじりと詰め寄って来て俺の膝を跨ぐように乗っかってきた。
「疑われてる…?…っ…なんですか……」
俺は驚きながらも威嚇混じりに相手を少し睨む
「何って?これから調べさせて貰うだよ。本当の人間かどうか…な?」
まるで冷たく微笑む彼に、俺はまるで蛇に睨まれた蛙と言ってもよい。
「調べる…それって?」
「そうだ。あ、内側を調べるから、少し痛いかもしれねぇが、まぁ…身の潔白が証明されるんだ。安いもんだろ。」
淡々と喋りだす渚。
(駿さんの力……)
彼の能力的な物は、初日にはっきりと見せられている。だから、人外にしか見えないように作られているというのは納得できるのだが…
「それはつまり、人間には見えないって事……ですか?」
人外にしか見えない、つまり裏返せば人間には見えないと言う事。
「そーいう事。なのに、お前からは人外特有の感じはしないし、嗅覚の良い俺と悠真が調べたのに、臭いも人間そのものだ。」
まさか、悠真さんが初日に抱きついて来たのって、臭いを調べる為…?!
「だからお前さ、俺と悠真に人間の皮を被った人外なんじゃないかって疑われてんだぜ?」
そう言うと、先ほどのように渚はじりじりと詰め寄って来て俺の膝を跨ぐように乗っかってきた。
「疑われてる…?…っ…なんですか……」
俺は驚きながらも威嚇混じりに相手を少し睨む
「何って?これから調べさせて貰うだよ。本当の人間かどうか…な?」
まるで冷たく微笑む彼に、俺はまるで蛇に睨まれた蛙と言ってもよい。
「調べる…それって?」
「そうだ。あ、内側を調べるから、少し痛いかもしれねぇが、まぁ…身の潔白が証明されるんだ。安いもんだろ。」