テキストサイズ

キミが欲しい。

第9章 stage9〜秘密の誘惑〜

「お前、急にいなくなるからびっくりしたよ。ちゃんと口止めしたんだろ?」


「はい..。」


「ほら、客引き行くぞー。多分今日はお前指名の..て、陸お前熱でもあんの?」


「何言ってんすか。熱なんて..」


修哉が頬を触ると微かに熱い
心臓もドキドキと鼓動を打つ


ー先輩の言うことは信じてよ


にっこりと微笑むひなのの姿


「まさか..ね。」

「熱あんなら無理すんなよ?」

心配そうに正樹が覗き込む


大丈夫
今日は頑張れる気がする


撫でられた頭がやけにこそばゆい


「平気っす!あー、頑張らなきゃ〜!」


大きく伸びをすると早る気持ちを抑え、修哉は夜の町に繰り出した

ストーリーメニュー

TOPTOPへ