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キミが欲しい。

第10章 stage10〜隠された真実〜

「ひなのが辛い思いとかしてないなら別にいいよ。ひなのが言いたい時に言って?」

ね?とひなのに優しく微笑む玲


今思えばあたし達の関係はなんだろう

お互いの気持ちが通じ合ったことは確認できたけど、ただそれだけだ


しっかり言葉にしなきゃいけないことはたくさんある気がした


『うん。ありがとう。』

大好きな玲には1番に言おう
この関係がはっきりした時にー


そのまま朝練をしに体育館に向かい、一汗流し終える


「ひーなーちゃん!」


朝の体育館に元気な声が響く


『しゅ、修哉くん!』


思いがけない訪問者に部員と玲が入り口に目をやる

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