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キミが欲しい。

第10章 stage10〜隠された真実〜

ヒラヒラと呑気に手を降る修哉が体育館の入り口に立っていた


『修哉くん、どうしたの?』


びっくりしながら駆け寄るとはっとし、慌てて訂正した


『あっ、昨日のことは言ってないよ!2人の秘密だからね!』


シーと唇に手を当て、にっこりと笑う


何この可愛い生き物
修哉は心の中でこっそりと呟く


「今仕事から帰ってきたんだ〜だからフラフラ!」

修哉が喋る度に部員の女の子たちの熱い視線が注がれる


ーやっぱり人気あるんだなぁ


「でさぁ、ひなちゃん」
『え?』


ヒョイっと軽くひなのを持ち上げるとにんまりと笑った
後ろで部員が悲鳴の様な黄色い羨む声が響く


「今日お店お休みだからデートして?」


ーはい⁉デデデデート?


「ダメェ?」

うっ、そんな可愛い目で見つめられても..


「ちょっと、ひなの困ってるんで下ろしてあげてよ。」


後ろからぐいっと玲がひなのを引っ張る

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