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キミが欲しい。

第3章 stage3〜始まりの愛図〜

あっ、あのバレー部の...


『ごめんなさい。』
鼻をずずっとすすりながらひなのが謝る


こいつ泣いてんの?


『あっ、勝手に泣いててごめん。気にしないで!』

へへっと笑いながら直樹に話しかける


「辛いなら、笑わなくていいんじゃない?」

ひなのは目を丸くして直樹を見つめた


しばらく木を見上げた後

『ここの木のジンクス知ってる?』

この木で願い事すると願いが叶うんだってー


『まぁ、うちの学校じゃ恋愛成就の木になっちゃってるけど。』


えへへとほほを赤らめて笑う

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