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キミが欲しい。

第7章 stage7〜惹かれ愛、迷い愛〜

『う..うん。』


なんか気まずくて顔をそらす

きっとお互いがそうであった


「俺..ごめん。ひなの好きだとか言って、痛くて辛い思いさせたな。まぢごめん。」


直樹は今にも泣き出しそうな目でひなのを見つめた


正直嫌だったといえば嘘になる
初めて最高のシチュエーションで、なんて考えてもいない

でも..その行為自体に愛があったのか


その気持ちを知らないひなのには分からなかった


「もうじき2限始まるんだけど、出れそう?」

『あっ、保健室..行ってくる。』


もやもやする気持ちを隠しながら保健室に向かった

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