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キミが欲しい。

第8章 stage8〜小悪魔なアイショウ〜

何この展開!


『ストップストップー‼』


急いで修哉から体をよじりながら離し、距離を取る


『どういうつもりか知らないけど、さっきは人助けのつもりで今は別!もう関係ないから!』


肩で息をしながら一気に喋り終える


顔を赤くして制服を整えると、修哉は大きく笑った


「あははは!何その発言。うける〜‼」


あたしそんなにおもしろいこと言ったかな?


修哉があまりにも楽しそうにしているのが理解不能だ


「まぁ..それなりに仲良くやろうや。俺新入生だから」


確かに見たことないとは思ったけど

『年下に見えない!詐欺!』

ひなのは思わず叫び、再び修哉は笑い出す

なんとも奇妙な光景だった


『新入生なら..その..ちゃんと考えなさいよ。』

「何を?」

『だから..男女の交友というか..。』


入学早々にやらかしては大変だからこれは先輩としてのアドバイス


よしっと小さくひなのはガッツポーズ

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