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小さな彼と大きな彼女

第1章 始まりの目覚め

《ズシィン!!ズシィン!!》


な、なんだ!?

地震か!?

いや、地震にしてはやけに大きい

それに段々こっちに近づいて来てるような...


《ガチャッ!!ブワッ!!》


うわっ!?

なんだ!?

扉が開いた!?

くそっ...!!眩しい!!


「はぁ...今日テストだよ...」


...え?

女の子の声?

それに...テスト?


《ゴゴゴゴ...》


うわっ!?

ゆ、揺れてる!?

いや違う...持ち上げられてる!!

...そうか、わかった

俺が今までいたのはこの女の子の靴の中だったのか

それなら納得いくが...なんで俺はこんなに小さくなったんだ?

...って納得してる場合じゃねぇ!!

あの子は俺に気付かず靴を履く気だ!!

早く脱出しないと潰される!!


《ゴゴゴゴゴゴ...!!》


...くそっ!!

遅かった...!!

もう足がこっちまで迫ってきてる...!!

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