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小さな彼と大きな彼女

第5章 山登り

そして足裏をあらかた登り終えると……。


「ほらほら〜、早くしないと潰れちゃうよ?」


ゴゴゴゴ……。

揺れる音と共に上げていた足が下がってきた。

このまま踏みつぶす気だ。

俺は少し焦りながら爪先まで登りきった。


「おぉ、やるね♪いい子いい子♪」


もう片方の足で撫でられた。

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