不透明な男
第7章 違和感
雅「…て事で、そこで住まわせて貰ってるんだよ。」
潤「なんだよその男」
和「この人は大丈夫だって言うんだけどさあ、心配だよ」
智「いやほんと、大丈夫だって」
何を根拠に、とニノが溜め息をつく。
潤「てか、俺 知ってるけど」
雅「何を?」
潤「智の家」
和「…は?」
なんでお前が知ってんだよと、またニノが怒った。
智「え…おれの家、分かるの?」
潤「引っ越してなければだけどね。智しょっちゅう引っ越してたから」
和「行こう」
潤「今から?」
和「当たり前でしょ」
ニノが立ち上がる。
和「相葉さん、車出して」
智「え、でも仕込み…」
和「もう終わってるよ。それにまだ時間もあるし、どうせ暇してんだから」
雅「だからなんでお前が言うんだよ!その通りだけど!」
お前かなり強引だな、と潤はニノを見ながら苦笑していた。
和「相バカなんだから早くしなさいよ」
雅「それも言うなってば!」
潤「…ぷぷっ」
ニノに急かされて俺達は相葉ちゃんの車に乗り込んだ。