不透明な男
第7章 違和感
カランコロン…
相葉ちゃんが店のドアに札を掛けてきた。
潤「そろそろオープン?」
雅「今日はお休みにしてきた」
和「相バカにしては気が利くじゃない」
だからそれやめろって!と相葉ちゃんがニノに怒る。
雅「ほらほら大ちゃん、呑みすぎだよ?」
智「ほえ?」
和「もう…可愛い顔すんじゃないよ(笑)」
智「んふふ」
潤「ふふ…酒入るともっと可愛くなるんだな」
知らなかったの?とニノと相葉ちゃんが潤を見る。
潤「一緒に呑んだ事無いからね」
雅「そうなんだ?仲良さそうなのに」
潤「警戒されてたんだろうね(笑)」
和「あー、襲いそうだもんね」
潤「だから俺を何だと思ってんだよ(笑)」
まあ確かに、こんな顔されちゃ襲わない自信は無いけど。と潤は付け足した。
潤「なんかさ…すっごい無防備でさ」
和「うん」
潤「智も俺の事好きなんじゃないかってさ」
和「うん」
潤「なのにさ…」
和「うん?」
潤「全く隙がねえんだよ(笑)」
雅「へえ…」
すぐそこに居るのに全く掴めないんだ、と潤は笑った。