不透明な男
第7章 違和感
子ウサギは下から覗き込む様に男を見上げる。
赤い唇を尖らせて、怯える様に潤んだ瞳を男に向けた。
潤『智…!早く!逃げて!』
俺は潤をちらっと見ると男に視線を戻す。
『その怯えた瞳…、たまんねえなあ』
『知ってるか?男でも、女の悦びを味わう事が出来るんだってよ…?』
男は俺の顎を掴むと顔を近付けてくる。
智『そんな事できるの?』
俺は至近距離の男の目の前で、ペロッと紅い舌を覗かせた。
潤『智…?』
『ふふ…俺達がおしえてやるよ』
俺を羽交い締めにしている男が、後ろから俺の首に貪りついてくる。
俺は目を細め、濡れた唇をほんの少し開く。
智『あ…』
『ぼうや…素質あるんじゃねえか?』
目の前の男は、俺の顎を持ち上げ唇を押し付ける。
俺は目を閉じた。
潤『おい…智!何やってんだよ!』
俺を助けようと潤はもがく。
しかし2人の男に阻まれ俺には辿り着けない。
その、潤の前で俺は男とキスをしている。
目を閉じた俺は、立ったまま後ろの男に抱き込まれ、首を貪られ続ける。
智『ん…ふ…ぅ』
俺は甘い吐息を漏らし、前の男の首に自分の腕を巻き付けている。
顔を傾け、自分から男の舌に吸い付く。
それは、寂しさに耐えられなくなったウサギの様だった。
赤い唇を尖らせて、怯える様に潤んだ瞳を男に向けた。
潤『智…!早く!逃げて!』
俺は潤をちらっと見ると男に視線を戻す。
『その怯えた瞳…、たまんねえなあ』
『知ってるか?男でも、女の悦びを味わう事が出来るんだってよ…?』
男は俺の顎を掴むと顔を近付けてくる。
智『そんな事できるの?』
俺は至近距離の男の目の前で、ペロッと紅い舌を覗かせた。
潤『智…?』
『ふふ…俺達がおしえてやるよ』
俺を羽交い締めにしている男が、後ろから俺の首に貪りついてくる。
俺は目を細め、濡れた唇をほんの少し開く。
智『あ…』
『ぼうや…素質あるんじゃねえか?』
目の前の男は、俺の顎を持ち上げ唇を押し付ける。
俺は目を閉じた。
潤『おい…智!何やってんだよ!』
俺を助けようと潤はもがく。
しかし2人の男に阻まれ俺には辿り着けない。
その、潤の前で俺は男とキスをしている。
目を閉じた俺は、立ったまま後ろの男に抱き込まれ、首を貪られ続ける。
智『ん…ふ…ぅ』
俺は甘い吐息を漏らし、前の男の首に自分の腕を巻き付けている。
顔を傾け、自分から男の舌に吸い付く。
それは、寂しさに耐えられなくなったウサギの様だった。