不透明な男
第7章 違和感
俺を置き去りにして3人は未だ盛り上がっていた。
雅「わざとキスして油断させたんだね」
和「だとは思うけど、なんかイメージ違うんだよな」
潤「そうか?」
どうやら俺に対するイメージはそれぞれ違うらしい。
同意する部分は多々あるが、全く違う部分もあるようだ。
和「どれが本当の大野さんなんだろ…」
潤「わかんねえな」
雅「謎だよね…」
そんなの、おれの方が謎だよ。
聞けば聞くほどわかんねえや…
和「あらら、すんごい困った顔しちゃってる」
雅「しかも寝てるし(笑)」
潤「こういうとこ、本当 大物だよ」
和,雅「「わかる(笑)」」
だよな~なんて皆の笑い声が聞こえた。
だけど俺は眠いんだ。
もう目を開けてられないんだよ。
だから
このまま寝かせてくれ
俺を起こすんじゃねえぞ
俺を呼び覚ましたら
何が起きるかわかんねえよ?