
不透明な男
第1章 記憶の無い男
ようやく動き始めた脳がまたもやボーッとする。
智「んぅ…」
泣いてる?
おれを見て泣いているの?
なんで…
智「ん…あ、はぁっ!」
再び俺の熱い塊を触りだす。
湿った吐息が俺の首を撫で付ける。
男「思い出させてやるよ…。」
熱く濡れた感触が胸に広がる。
男「俺がどんなにお前を欲していたか…。」
智「あ、あぁっ」
男の熱い吐息が下腹部にかかる。
智「な…な、にを…っ」
熱くぬるついた感触が俺自身を襲う。
智「う…は…っ…」
先端を少しざらつく舌がペロッと舐めた。
熱い手で握り込まれた俺の塊はビクッと震える。
智「な…っ や、やめ…んぅっ」
俺を下から上へとべろりと舐め上げたかと思うとすかさず口内に含む。
男「俺がどんなにお前に焦がれていたか、身体に叩き込んでやる…。」
男は俺をちらりと見ると目線を落とし、俺の塊に集中する。
俺を深くくわえ込み、舌をまとわりつかせる。
広く肉厚な舌は俺の理性を奪いそうになる。
こ、こんなこと…考えられない
コイツは何をしてる?
おれは…おれはなんで…抵抗できないんだ…?
