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不透明な男

第10章 視線


B「んぅ…っ」


俺は、ギリッと目の前にある胸の突起を噛んでやった。


A「ふふ、どうした…」

智「っく、はっ、はぁっ、せ、せめてもの、抵抗だ…」


チラッと上を見上げると、Bは恍惚な表情を浮かべていた。


智「んんっ、な、んだよ…っ、効いて無い、じゃん…っ」

B「あぁ…、痛くて、気持ちいいよ…」


ぎゅっと俺を握り込む手に力をこめた。
俺とBが擦り合わされる。


智「んぁっ、あ、だ、だから、それ…っ、やめ」

A「は、はぁっ、し、閉めるな…」

智「そんなの、し、らな…っ、ん、んぅっ」

B「ああ、可愛いな…、成瀬…」


俺の後ろがピクピクと震えているのが自分でも分かった。
熱いモノで掻き回され、深く突かれる。
俺の中は、燃える様に熱くうねる。


智「あ、あっ、そ、そんなに、突かな…っ」


堪らず再び突起に噛みつく。


智「んんぅっ、く、っ」

B「んっ、は」

智「あ、あぁ…っ、は、はぁっ」


なかなか終わらないこの刺激から逃れようと、何かにすがらないではいられなかった。

ギリッと噛みしめても、俺の唇はすぐに開き甘い吐息が漏れる。

俺が頬を張り付けていたBの胸は、俺の溢れた唾液で濡れていた。


智「お、おねが、それ、やめて…っ、た、耐えらんな…く、なる…っ」


俺はBにすがる様に懇願した。


B「耐えなくていいんだぞ?」


余裕の笑みを浮かべるBが恨めしく思えた。


智「な、に、笑ってんだよ…っ」

B「…っ、は」


俺はギュッとBの胸の突起を捻り上げた。
ビクッと体を震わせた隙に、俺のものを掴む手を払い除ける。


智「痛いのがいいんだろ…?」


突起を摘まみ上げたまま、もう一方をギリッと噛む。
Aに突かれ揺らされている腰を、Bの股間に押し付けた。

Bは、うぅ、と呻くと眉を歪ませ恍惚な表情で顎を上げた。


智「ん、んぅっ、く…」


俺はAに揺さぶられ、喘がされながらBの鎖骨に噛みつく。
刺激を逃そうと、歯を食い縛る様に噛みついた。


B「ん、あ…っ、な、成瀬…っ」

智「っ、け、形勢逆転だな…」


はぁ、はぁと、俺は短く呼吸をする。
Bの鎖骨に滲んだ血を舌で舐め取ると、きつくその傷口を吸い上げた。


B「…っ、く、はぁっ」


腰を押し付け揺らされるままに擦り付けてやると、呆気なくBは熱を放った。


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