
不透明な男
第10章 視線
智「っく、は、はぁっ、もう、いいだろ…、離れろ…」
Bが床にへたり込むと、俺は壁に手を付きBの股間を足で踏みつけた。
B「んぁ…っ、な、成瀬…」
智「そんな早いなら、とっととイッちまえよ…」
そんな事を言いながらも、俺はもう限界だった。
乱れる姿を見せたくなくて、必死に冷静を装う。
だけど、そんな俺を乱したい奴がまだもう一人いた。
智「んっ、んぅ、っく、は、早くイケって…」
A「っは、はぁっ、こんな成瀬を見られるんだ。楽しまないと勿体無いだろう…っ」
だけどそろそろコイツも限界そうだ。
俺の中が膨れ上がるのが分かった。
智「んぁ、あっ、く…、も、もう…っ」
A「あ、あぁ、も、ヤバイな…、早く手伝え…っ」
へたり込んでいたBは、むくっと起き上がると、俺と壁の間に割り込んできた。
智「ん、んぅっ、あ、あっ」
A「く…、し、締まる…っ」
床に座るBが俺の前を口に含む。
そのまま、勢いよくじゅぶじゅぶと卑猥な音を立てて俺を出し入れした。
智「んぁ、あ、あぁっ、や、やめっ」
B「ふふ、やっぱりその顔が一番そそるな…」
A「あぁ…、な、成瀬…、その顔見せろ…っ」
ギュッと目を固く閉じた顔を掴み、グイッと後ろを向かせる。
無理な体勢を強いられた俺は壁から手が離れ、片手でBの肩を掴む。
智「んんっ、ふ、ん…っ」
いきなり俺の口内に舌が入ってくる。
俺はブンブンと頭を振ってその舌から逃れた。
しかし、俺の中を掻き乱す熱い塊は益々膨れ上がり、熱い口内を出入りする俺のものは、今にもはち切れそうに硬くなった。
智「あ、あっ、あぁ…っ、も、だ、め…っ」
A「っ、…く」
Bの介助によって、俺達は同時に果てた。
綺麗な部屋には、俺の浅い呼吸が響いた。
