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社「ほう…、いい光景だな」

智「社長…」


手首を縛られ、後ろから抱き込まれている。
俺を抱き込むBは、首筋に唇を這わせながら、俺の前を掴んでいた。


智「うぁ…、ぁ」


ゼエゼエと肩で息をする俺を、社長は目を細めて見る。
ビクビクと波打つ身体を目に焼き付けようと、舐め回す様に見つめるんだ。


社「しなやかだ…。綺麗だよ、成瀬…」

智「はぁっ、はぁ、や、止めさせて下さ…っ」


潤んだ瞳で懇願する。
ぐったりとBに預けた身体を少しも動かす事の出来ない俺に、恍惚の視線が刺さった。


智「社長、お願い…、も、もう…っ」

社「ははっ、随分温まった様だな…」


社長は俺に近付き、Bから俺を受け取る。
社長の腕の中で深呼吸をした俺を、社長は嬉しそうに抱き締めた。


社「可哀想に、キツかっただろう？」


自分で指図しておいてよく言えたものだ。
腕を縛られ、身体を社長に預けた俺の頭をわしゃわしゃと撫でた。


智「はぁ、しゃ、社長…」


今にも涙を溢しそうな瞳で社長を見上げる。


社「楽にしてやろう、成瀬」


社長は言葉も発さずに指示を出す。
それを受けたBGが俺を抱え上げ、隣の部屋へと運んだ。


智「…っ、な、何を…っ」

社「素直に全てを任せれば良いものを、お前が意地を張るからだ」

智「や、やめろっ、離せ…っ」


ジタバタと暴れる俺を、BGは天井から吊り下げられた金具に繋ぐ。

足はかろうじて床に着いているものの、少しの余裕もなく吊り下げられた俺は自由に動く事が出来なくなってしまった。


智「…っ」


ぶら下がる俺の背を、社長の指が伝う。
俺は思わず身体を震わせ、息を飲んだ。


社「はは…っ、女では、こんな愛撫はしてくれないだろう？」


さわさわと俺の身体を撫でながら、社長の唇が俺の胸を掠めた。



ヤバいな…



身体が反応しない様にBにイカせて貰ったのに、少しの刺激で俺の身体は震えるんだ。