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翔「俺は、もう溶けてるよ」


熱い汗を俺に落としながら翔は言う。


翔「智くんの声が甘くて、気が狂いそうだ…」

智「ん、ぁ…」

翔「その瞳も…、見つめられるだけで、頭がおかしくなりそうだよ」


脳が痺れるその声は、俺の中心を疼かせる。


翔「ここも、ピクピクしてる…」


もう溶けそうで、身体はいちいち跳ねるんだ。
それと連動して、俺の前もプルプルと震えていた。


翔「触っていい…？」

智「あ、ぁ…っ、く…」


顎は上がり背はしなる。


翔「気持ちいい…？」

智「あっ、あぁっ」


俺の先から溢れているものだけで、俺は滑りを纏う。
その手をゆるゆると動かし、俺の反応を興味深く見るんだ。


智「んぅ、っ、あ、しょ、く…」


ビクビクと震える身体を押さえ付け、翔は揺さぶりながら俺を撫でるんだ。


翔「はぁ…っ、熱い、よ…。嬉しい…」

智「だ、駄目…っ、そんなの、すぐ、イッちゃうよ…」

翔「そんなに気持ちいいんだ…？」

智「んぅ、っ、は…ぁ…っ」


歪んだ眉と、潤んだ瞳。
それにキスを落とすと、翔は妖艶な笑みを浮かべる。


翔「夢の中にいるみたいだ…。その声、もっと聞かせて…」

智「あぁ、…っ、ぁ」


もう本当に溶けるぞ。
俺は溶けて、ドロドロになってしまうんだ。


智「…く、ぁ、しょ、翔く、ん」

翔「俺で気持ちよくなって…」


ドロドロになった後は、翔が拾ってくれるのか？


智「も、無理…っ、んぅっ」

翔「俺が好きすぎて、おかしくなってよ…」


俺の気が狂っても、翔が治してくれるのか？


智「あ、あぁ…っ、も、イッ…、っく…」

翔「俺も…、っ」


大きく跳ねる身体を翔は強く抱き締めた。
その温もりに蕩けた俺は、瞬時に熱を吐き出したんだ。


翔「はぁっ、はぁ、は…」

智「…っ、はぁ、翔く、ん」


翔の熱を体内で受け止め、俺はキスをねだる。

息をつく暇も無くて、そのキスは苦しかったけど。


だけどそれでも、凄く落ち着くんだ。


翔「はぁ…、智くんの唇、甘いね…」


翔も、この苦しいキスが嫌じゃ無いみたいだ。


智「ん、もうちょっと…」


ほらね、甘えちゃうだろ？



好きすぎておかしくなってるの、分かるだろ。