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不透明な男

第4章 探す男


雅「ちょ、ちょっとちょっと大ちゃん!」


あ、ごめんなさいねとおじさん達を押し退け相葉ちゃんの手が伸ばされる。


智「…相葉ちゃん?」

雅「んも~何やってんだよ。はい、おじさんに謝って」

智「んぅ~、壁にしちゃってごめんなさい。」


俺は頭だけをペコリと下げた。
おじさん達はニコニコして、いいんだよ、また呑もうねと去って行った。


雅「も~駄目でしょ?俺が気付かなかったらホテルに連れ込まれてるよ?」

智「ホテルぅ?」

雅「そうだよ、も~無防備なんだから」

智「大丈夫だよ。おれ、男だもん。」

雅「それでも危ないの!」

智「ええ~」


そんでニノ何処行った?と相葉ちゃんがキョロキョロする。


智「あっち」

雅「なんであんな所に…」

智「なんか追いやられたみたい。」


んも~役に立たないんだからとニノを連れて来る。


雅「おい、ニノ。ニノ?」

智「起きなさそうだねえ」

雅「店終わるまで寝かせとくかな…」

和「ん…大野さん…送って…って…」

雅「起きてんのかよ!」

和「すぴー」

雅「寝てる…」

智「相葉ちゃん、ニノの家分かる?おれ、送ってくよ」


そう?じゃ頼むねと住所を書いたメモを貰った。




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