霧島さん
第2章 お久しぶりです、霧島さん
嘘で固められたこの男は、私に対してなんの感情も持っていない。ただ偽りの目を向けているだけだ。
この男のことが読めないのも、きっとそのせいだろう。
「動きますよ、」
「!ひゃっアッ」
ズ、ズ、ズッ
ーーと、考えているうちにゆっくりと奥を小刻みに突くように動かされ、全身に快楽が襲う。
眉間に皺をよせ、時折吐息を零す志月蛍のその姿は色っぽく、とても綺麗だ。
「ンッん、あッ」
「ずっと思ってたんですけど、今日は眼鏡、してないんですね」
「…はっぁ…ッ寝てる時に、貴方が…ッ突然来るから…ッ」
甘い声の間でなんとか言葉を返すけれど、「あぁ、そうでしたね」としれっと返すこの男に腹がたつ。
できるだけ強く睨むと、志月蛍は小さく笑って親指で私の目元を撫でた。
「初めて会った時は気づかなかったですけど、霧島さんの目、すごく綺麗ですね」
「そ…なこと言わないでいいです…!アッぁ、」
「照れてる霧島さんも可愛い」
そして、その言葉を皮切りに、ずんっと奥を強く打ち付けられ、一瞬思考が停止する。
「は…ッ締め付けが強くなりましたよ…?もしかして、強くされたほうが感じるんですか?」
「ちが…ッ」
「いいですよ、もっと強くしてあげます」
ズッ…ジュプッジュプッジュッジュッ
「アァァァッやぁっはや…い…ッァッァッ!!」
「ッ霧島さん…ッイきそう?」
「イッちゃ…うッやだ…ッまだ…ッァッアァンッ!」
私のグショグショの愛液が彼のモノに絡みついて、更に快感を誘う。
ヌルヌルのそれが奥まで深く入ってきて、私のイイところを確実に突いて暴いて行く。