霧島さん
第3章 霧島さんと志月蛍
…本当に何をしても様になるのだから困る。
「ッ!」
ぽーと見惚れていると、突然下半身に甘い痺れが起きてはっとする。
驚いて下を見ると、志月蛍の手が下着の上をなぞり、隙間から指をいれるところで。激しく求められた昨日を思い出した私は慌ててその手を止める。
「す、するんですか」
「昨日の朝言いましたよね。仕事で疲れた俺を優しく労ってほしいって」
「労うってこういうことなんですか!?」
「連日の無理はさせません。でも、挿れるだけがセックスじゃないんですよ」
志月蛍はそう言って、ズルッと私のパンツをズボンごとおろした。
そして纏うものがなくなったソコに、無遠慮に彼の指が蕾を刺激する。
「ッ!!!やだ…っ摘まないでください…!!」
「でも、もう濡れてますよ?
可愛い霧島さんが悪い」
「ひゃっ!?」
そんな横暴な…!!!
「本当に嫌ならやめるので、言ってください」
「だから…ッぁ、そんな言い方…ずるいです…ッ!」
少し触れられただけで熱い愛液が溢れて、蕾がピクピクと痙攣して彼を誘っているのが自分でもわかる。
焦ったく蕾の周りを動く彼の指先がまどろっこしい。
「ッ」
と、指が離れると、昨日散々私を攻め立てた固く熱いモノが下にあてがわれて、体が固くなる。
嘘、待って、もういれちゃうの…?!
「霧島さん、怖がらないで大丈夫です。言ったでしょう、挿れるだけがセックスじゃないって」