テキストサイズ

排球部のsex事情

第1章 菅原とマネの場合。

わたしが男子更衣室に着くと、ドアが開いた。

「愛川、入って」

菅原が手招きする。

わたしは、菅原がドアを抑えてくれているのでなんの躊躇もなく急いで入った。

汗の匂いが少しある、畳の更衣室。

「菅原、さっきはありがとね‼︎日向と影山が脱水症状起こしたらどうしよって思ってたから助かった‼︎」

先にわたしからお礼を言った。

「ん⁇ああ、あれはたまたま愛川の声が聞こえたから言っただけだしお礼なんていいよ、…それよりも。」

菅原が下を向く。

どーした⁇

「愛川は…それはわざと⁇」

「え⁇何⁇」

菅原は顔を上げ、少しニヤッと笑ってわたしの胸元を覗き込んだ。

「ブラ透けてる。ピンクでしょ、かわいい。」

「うそっ⁉︎や、やだ本当だ、みるなバカ‼︎」

わたしは手で胸元を隠した。

はずかしっ…

「愛川…」

わたしが恥ずかしがって下を向いていると、菅原はじりじりとわたしに近づいてくる。

条件反射で後ずさり。わたしの背中は壁にぶつかった。

…⁉︎

菅原の顔がわたしの耳元にっ…‼︎

「愛川がかわいすぎて、おれどうにかなっちゃいそう」

耳元で囁かれた甘い声はわたしを動揺させるには充分だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ