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教団 アノニマス

第1章 罪と罰

「よし!2倍のギャラを出そうじゃないか。無理ばかり言ってすまんが……」

そこで、電話が切れた。

達三氏から2倍のギャラを貰えれば、借金も大分返せる。

「ここまで来れば、乗りかかった船だ。とことんお付き合いいたしましょう!」

佐村が、腹をくくった。

しかし、愛留も美樹も何処に行ったのか分からない。

「取り敢えず法子さんと盛社長からの依頼通り、湯田幸吉さんに会ってみるか」

佐村はそう思い、タクシーに乗り込み渋谷へと向かった。

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