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教団 アノニマス

第1章 罪と罰

都内、神田町に一件のカプセルホテルがあり、そこに余羽美樹とラムが宿泊していた。

二人は教団アノニマスで知り合い、共に信仰している。

明石教祖の聖書は電子書籍なので、二人はスマホで読んでいる。

教団の配信する、ブログやsnsをひたすら読むのだ。

ただそれだけで、クライアントは救われるという。

新約聖書のヨハネの福音書の冒頭部分には、この世の全ては言葉で出来ていると書かれて

あるが、そうなのかもしれない。

二人がカプセルホテルを出ると、秋葉原のゴールドホテルへと向かった。

ホテルの会場では、教祖に対する期待で熱気に満ちていた。

そこに、美樹とラムが入って来た。

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