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ぜんぶ二人ではじめて

第8章 告白フェスティバル.

「美味しそうに出来たね!」

ハンバーグが出来上がった!

ブロッコリーと人参も付け合わせで、

サラダも作った!

本当に美味しそう!

「美味しそうだね!」

「二人とも遅くない?」

「確かに。私、声、かけてくるよ。」

私がエプロンを外してお風呂場に向かった。

「うん。じゃあ、並べておくね?」

「宜しく。」

お風呂で泳いでたりして。

うちのお風呂はとにかく広い。

今、露天風呂も作ってるところ。

脱衣場に入る扉をノックしても、

返事がない。

と、思ったら、

カラカラカラ……

あ。

中の扉が開いたみたい。

「市川さん、自分が可愛いって自覚あるのかな?」

「なさそーだよね。」

「だから守ってあげたいって思うんだよ。」

「ヤスくんなら守れるよ。」

そんな会話が聞こえた。

守ってあげたいって!

ヤスくんが。

私のこと!

ドキドキ

ドキドキ……

あ。

ご飯のこと、伝えなきゃ。

コンコン!

ノックした。

「はーい?」

二人が返事する。

「ご飯できたよ?まだかかる?」

私が二人に聞いた。

「これから服着るとこだよ。」

と、昌樹くん。

「もうすぐ行くよ。ありがとう。」

と、ヤスくん。

「分かった。じゃあ、待ってるね。」

そう答えてキッチンへ向かった。

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